【8月〜9月】地域別最低賃金の改定発表と対応準備
例年8月から9月にかけて、厚生労働省(中央最低賃金審議会)から都道府県別の最低賃金の改定額が答申・公示されます。今年もその時期を迎えますので、発表までの流れと、いま進めておきたい準備をご案内いたします。
実施時期
- 8月に都道府県ごとの改定額が決定されます。
- 9月中に周知が行われ、10月1日以降、順次発効される流れとなります。
実務対応|8月〜9月のうちに賃金点検を
- 自社の基本給や時給単価が改定後の地域別最低賃金を下回っていないか、8月から9月のうちに全従業員の賃金点検を行っておく必要があります。
- 特にパート・アルバイトの方はご注意ください。判定は、各種手当を除いた基本給ベースで行います。
自社の賃金が最低賃金を下回っていないかを確認するには、対象となる給与を時間額に換算し、事業所の所在地に適用される改定後の地域別最低賃金額と比較します。沖縄県の最低賃金は2025年度が1,023円で、2026年度は56円引き上げの1,079円になる予定です。あくまで目安額の段階ですので、正確な金額と発効日は各都道府県労働局の決定をご確認ください。
1. 対象賃金の確認(除外する手当)
比較の際は、次のような手当を総支給額から除いて計算します。
- 通勤手当
- 家族手当
- 精皆勤手当
- 時間外・休日・深夜割増賃金
- 賞与・臨時賃金
2. 時間額への換算方法
給与形態ごとに、以下の計算式で時間額を算出します。
- 時給制:そのままの金額
- 日給制:日給 ÷ 1日の所定労働時間
- 月給制:月給(対象外の手当を除く)÷ 1か月平均所定労働時間
詳しくは公的機関の案内をご確認ください
賃金点検の進め方や、改定にあわせた賃金規程の見直しについてお困りの際は、当事務所までお気軽にご相談ください。