こんにちは。
さて今回はタイトルにある通り社労士の未来について私がふと思ったことを少し語りたいと思います。
というのは、先日ある話しを聞いて、社労士の未来、私の進むべき道について考えました。
よく「社労士って食っていけるの?」とか「儲かるの?」とか、
これから社労士を志す方やそうでない方からこのような言われ方をします。
私は、食っていけるか儲かるかは社労士という職は関係なく自分自身の問題であると考えております。もちろん時代によって必要とされる職もあれば衰退していく職もあるので苦労することも時にはあるでしょうが、少なくとも社労士に関しては国家公認の資格でもありそれは国策国政、そして世界の取組みとも関係していることもあるので無くなることはないと私は考えます。
とはいえ、ただ社労士の独占業務をおこなうだけでは存続するのは困難でしょう。
この独占業務を踏み台として労務コンサルティング、ソリューション提案と幅を広げるのです。私は自分という商品を磨いて他にはない付加価値をつけようとしているわけです。
で、先日の話を聞いて何よ?と気になる方に本題に入ります。
聞いた話というは、東京証券取引所が来年2022年4月より現在の1部・2部・ジャスダックなどの市場区分を新たにプライムやらスタンダード、グロースやらに変更するというのです。以前から話には聞いていたのですが再編が決定したというのです。
で、未来と関係あるの?と気になる方に本本題です。
今回の市場再編は、ただ名前を変えるわけではありません。
これまでの上場基準で膨大に増えた1部上場企業をより精査し厳格な基準をもとに世界的に評価される企業グループとするというのです。そこに適用するコーポレートガバナンスコードも高度化する必要があるとしております。そして「労働環境への配慮」「公正・適切な処遇の実現」も盛り込まれるというのであります。
これは素晴らしい!
労働者の働く環境の整備も必要というわけです。
現在、社労士会では労務監査・労務診断という名のもとに健康経営を目指す企業経営者のサポートを行っております。かつて、1951年に証券取引法に基づく公認会計士による上場企業の企業会計監査が制度化された経緯があります。そのことを考えると労務監査も法制度化される可能性があるということです。
社労士の未来のことは正直いってさほど気にはしておりません(いい意味で)。自信を持って言えることは、働く環境についてより深く考えていく時代に突入したといえるでしょう。持続可能な社会への17の取組みの中にある「③すべての人に健康と福祉を」そして「⑧働きがいも、経済成長も」に大きく貢献できるひとつが社労士であると考えます。
これからは、ただ生きるためだけに働く、ただ欲を満たすだけに働く、私だけの未来の為だけでなく、後に続く子どもたちの未来のために、私が今できることは小さいことかもしれませんが世界が目指すべき方向に向いて取組みます。