こんにちは。
今日は個人的に驚きのニュースがありましたのでご紹介します。

ザ・ホテリエ・グループ那覇(株)が労基法違反の疑いで那覇地検に書類送検されたという記事です。
 こちらの企業様は、地元沖縄では知る人ぞ知るあの沖縄ハーバービューホテルを運営している会社です。日雇い労働者に労働条件を明示していないこと(労働基準法第15条)違反の疑いを理由に、同社責任者が那覇地検に書類送検されたということらしいです。発覚したのは配膳業務に従事していた日雇い労働者からの告訴だそうです。

情報元 労働新聞社 2021.04.29

 送検される前に労基署からなんらかの是正勧告があったはず。なぜその時に改善しなかったのでしょうか?労働条件の明示違反が送検理由であれば明示すればいいだけなのでは?と単純にそう思ってしまったのですが、労働環境や賃金などの実態に改善できない問題があったのでしょうか。そもそも社労士を雇っていなかったのでしょうか。
 いずれにしても送検された以上、不起訴となるか裁判で刑事責任を問われ無罪を勝ち取らなければ前科がついてしまいます。

 情報社会でますます労働者の労務リテラシーが高くなっております。
事故と同じく起こってからでは社会の信用そして企業利益を大きく失ってしまうので組織の環境創りが大切です。しっかりとした労務環境を整えることが労使双方が互いの幸福を追求できることと思っています。

顧問先様におかれましては、こうしたことが起こらないようサポートさせて頂きます。
非顧問様におかれましては、健全経営を行う意味でも役立つ専門家をご活用ください。